CAR T細胞療法とは
CAR T細胞療法は、患者から採取したT細胞にキメラ抗原受容体(chimeric antigen receptor:CAR)をコードする遺伝子を導入して製造したCAR T細胞を患者に単回投与することで、抗腫瘍効果が期待されます。
CAR遺伝子はウイルスベクターにより患者のT細胞に導入されます。導入されたT細胞の細胞膜にCARが発現し、腫瘍細胞に発現している抗原と結合して抗腫瘍効果を発揮すると考えられています。
齋藤章治 他: 信州医学雑誌 66(6), 425-433, 2018