レムデシビルの薬効薬理
動物モデルにおける治療効果(アカゲザル)
現時点では、SARS-CoV-2感染の動物モデルで認められたレムデシビルの抗ウイルス活性と患者における本剤の臨床的有効性の関係は不明である。
SARS-CoV-2接種12時間後のアカゲザルSARS-CoV-2感染モデルに、投与初日はレムデシビル10 mg /kgで1日1回、その後は5 mg/kgで1日1回を静脈内ボーラス投与したところ、溶媒対照と比較して、呼吸器系疾患の臨床徴候が改善し、肺病理像及び肺病変所見並びに肺ウイルスRNA量が減少しました。
Sidakの多重比較検定を用いた2way ANOVA
dpi: day postinoculation
Williamson, B.N., Feldmann, F., Schwarz, B. et al. Clinical benefit of remdesivir in rhesus macaques infected with SARS-CoV-2. Nature (2020).
https://doi.org/10.1038/s41586-020-2423-5