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ツルバダ配合錠 PrEPの概要

PrEPとは

曝露前予防内服(Pre-exposure prophylaxis; PrEP)とは

  • PrEPとは、⾮HIV感染者が性交渉などHIV感染リスクがある⾏為の前に抗HIV薬を内服し、HIV感染のリスクを低減する感染予防⽅法です1,2
  • PrEPの⽬的は、HIV感染拡⼤を減少させ、その結果、個⼈や社会が被る罹患率や死亡率、治療に関連するコストを削減することにあります2
  • 処⽅通りにPrEPを利⽤することで、性交渉によるHIV感染リスクが約99%低下しました(海外データ)3
  • ⽇本の男性間性交渉者(Men who have sex with men; MSM)を対象とした研究では、2年間(235.5⼈/年)の追跡期間でPrEPを利⽤する⽅にHIV感染報告はありませんでした4
  • 本研究はHIV陰性で、HIV感染に⾼リスクのMSMを対象に本剤投与によるPrEPの安全性および有効性を検討することを⽬的として⾏われた。

PrEPの種類(内服⽅法)

  • PrEPの内服⽅法には、デイリーPrEPとオンデマンドPrEPの2種類があります1,2
PrEPの種類

ツルバダ配合錠は国内初のHIV曝露前予防薬です

  • 2024年8⽉、エムトリシタビン(FTC)・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)配合錠であるツルバダ配合錠が⽇本において「HIV-1感染症の曝露前予防」の適応追加で薬事承認を得ました
  • ⽇本におけるツルバダ配合錠のPrEPとしての⽤法は、デイリーPrEPのみ承認されています5

4. 効能⼜は効果
○HIV-1感染症
○HIV-1感染症の曝露前予防

  1. ⽇本エイズ学会 HIV感染症治療委員会.HIV感染症「治療の⼿引き」.第27版(2023年12⽉発⾏).
    http://www.hivjp.org/guidebook/hiv_27.pdf. 2024/07/17閲覧
  2. 令和2〜4年度厚⽣労働省科学研究費補助⾦(エイズ対策政策研究事業) 「HIV感染症の曝露前及び曝露後の予防投薬の提供体制の整備に資する研究」 研究分担者:⾕⼝俊⽂、 研究代表者:⽔島⼤輔.⽇本におけるHIV感染予防のための曝露前予防(PrEP)利⽤の⼿引き【第1版】.
    https://jaids.jp/wpsystem/wp-content/uploads/2023/10/tebiki-1Pver.pdf. 2024/07/17閲覧
  3. Centers for Disease Control and Prevention(CDC). Pre-Exposure Prophylaxis (PrEP)(2022年7⽉5⽇).
    https://www.cdc.gov/hiv/risk/prep/index.html. 2024/07/17閲覧
  4. Mizushima D, et al.: J Infect Chemother 2022; 28(6): 762-766.
    著者にギリアド・サイエンシズ社より⽀援を受けている者が含まれます。
  5. ツルバダ®配合錠 電⼦添⽂ 2024年8⽉改訂(第4版)

PrEPとU=UによるHIV感染予防

PrEPの服薬アドヒアランスの重要性

  • 最⼤の感染予防効果を得るためには、PrEPの服薬アドヒアランスが重要です1
  • 服薬アドヒアランスが得られずHIV感染に⾄った場合、薬剤耐性が発現するリスクがあります1
  • 以下のような理由でPrEPの服薬アドヒアランスが低下すると考えられています1
PrEPの服用とアドヒアランスの重要性

※スタートアップ症候群:PrEP服用後1ヵ⽉以内に消失する副作⽤

このほか、薬物使⽤とアルコールの使⽤、メンタルヘルスに問題を抱えている⼈、PrEPに関連した検査費⽤やPrEPそのものの費⽤も、アドヒアランスを低下させる原因となります1

  1. 令和2〜4年度厚⽣労働省科学研究費補助⾦(エイズ対策政策研究事業) 「HIV感染症の曝露前及び曝露後の予防投薬の提供体制の整備に資する研究」 研究分担者:⾕⼝俊⽂、 研究代表者:⽔島⼤輔.⽇本におけるHIV感染予防のための曝露前予防(PrEP)利⽤の⼿引き【第1版】.
    https://jaids.jp/wpsystem/wp-content/uploads/2023/10/tebiki-1Pver.pdf. 2024/07/17閲覧

U=U(Undetectable=Untransmittable)の達成を⽬指して

  • U=Uとは、効果的な抗HIV療法によって⾎中のウイルス量を検出限界値(200 copies/mL)未満に持続的に抑制することにより、性的パートナーへのHIV感染を防⽌できる状態をいいます1-5
  • 抗HIV薬による治療によって⾎中のウイルス量が検出限界値未満を6ヵ⽉以上持続できていれば、性交渉によってHIVを他の⼈に感染させるリスクはありません6
U=U(Undetectable=Untransmittable)の達成を目指して

U=U Japan Project.U=Uって何?. https://hiv-uujapan.org/summary/. 2024/07/17閲覧,
⼭⼝正純.: JaNP+ News Letter 2019 No.40 https://www.janpplus.jp/uploads/NL_vol40_web.pdf. 2024/07/17閲覧より改変

  • ⾎中のウイルス量が検出限界値未満になるには約6ヵ⽉かかるため6、HIV陽性パートナーが抗HIV療法を開始していてもPrEPは必要です
  • HIV陽性パートナーがU=Uを達成・維持していても、パートナー以外との性交渉の可能性がある場合、性交渉以外のHIV感染リスクに曝される可能性が⾼い場合は、ともにPrEPが必要です
  • HIV感染者においては効果的な抗HIV療法を継続するとともに1、 PrEPを必要とする⾮HIV感染者に対して正確な情報を提供し、安全かつ有効性の⾼いHIV感染予防を実践することが⽬指されます
  1. Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in Adults and Adolescents with HIV(2023年12⽉6⽇).
    https://clinicalinfo.hiv.gov/sites/default/files/guidelines/documents/adult-adolescent-arv/guidelines-adult-adolescentarv.pdf. 2024/07/17閲覧
  2. 令和4年度 厚⽣労働⾏政推進調査事業費補助⾦エイズ対策政策研究事業 HIV感染症および⾎友病におけるチーム医療の構築と医療⽔準の向上を⽬指した研究班:抗HIV治療ガイドライン, 2023年3⽉.
    https://hiv-guidelines.jp/pdf/guideline2023_v3.pdf. 2024/07/17閲覧
  3. Rodger AJ, et al.: JAMA 2016; 316(2): 171-181.
    著者にギリアド・サイエンシズ社より⽀援を受けている者が含まれます。
  4. Rodger AJ, et al.: Lancet 2019; 393(10189): 2428-2438.
    本試験はギリアド・サイエンシズ社より⽀援を受けています。著者にギリアド・サイエンシズ社より⽀援を受けている者が含まれます。
  5. Bavinton BR, et al.: Lancet HIV 2018; 5(8): e438-e447.
    著者にギリアド・サイエンシズ社より⽀援を受けている者が含まれます。
  6. National Institutes of Health. 10 Things to Know About HIV Suppression(2024年2⽉8⽇).
    https://www.niaid.nih.gov/diseases-conditions/10-things-know-about-hiv-suppression. 2024/07/17閲覧

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